中国海南島ダイビングサービス・日本国内ダイビングサービス・IAHD認定 身体障害者ダイビングサービス・IDCインストラクター認定コース

海南島ダイビング事情

海南島のダイビング事情についてお知らせしたいと思います。

 中国人体験ダイビングのための中国人ダイビングセンター
 海南島最南端スーパーリゾート三亜では、1日平均3000人の観光客が体験ダイビングをしています。中国大陸から来た内地の観光客が95%を占めます。残りの5%の内2%がロシア人、1%が韓国人、2%にその他の国になります。このため、ほとんどの体験ダイバーは海どころか川ですら泳いだり水遊びをしたことのないお客様になり、一瞬でも良いから水中に(浅瀬可)入ってダイビングを体験したいと言う要望にこたえるため、フィン(足ひれ)を履かずに、水中ガイドがマンtoマンでタンクの後ろを(首根っこをつかまれた状態)持ったまま数分間、水深役1~2mをダイビングさせる方法をとっています。
首根っこダイブ←見てのとおりガイドダイバーはほぼ水面です。

時間的余裕もなく、水中ガイドの給料システムも1名ガイドすると幾らという能力制をとっているため、時間重視(出来るだけ早くこなす)の満足度無視のダイビングとなっている。更に、カメラ撮影(約300元)やビデオ撮影(約400元)を販売することでKBが入るシステムになっている。そのため、ダイビング前の水面での説明が長くなり、カメラなどの申し込みをしなかった場合、驚くほど早く(5~10分)で終了されてしまうという現状になっている。

おおよその分配率
旅行社(日本または中国本土)10%:現地旅行社(受入れ側旅行社)50%:現地ガイド30%:ダイビング会社10%(水中ガイドに約5%)

体験ダイビングが主流の為、ガイドダイバーはインストラクターである必要はなくPADI基準で言えばダイブマスターで十分である、しかも現地ダイビングセンターのほとんどはPADIの進める体験ダイビングを行っていないためほとんどのガイドダイバーは初級ダイバー(PADIの場合オープンウオーターダイバー)レベルである。運が悪ければ引率のガイドダイバーはダイビングリゾートが独自でトレーニングをした認定を受けていないダイビングが出来る人に水中ガイド(命を預ける)を託していることになります。

最近ではPADIショップをうたっているダイビングリゾートも増えてきましたが、PADIはPADI基準を守っていてこそ世界のPADIとして安全と快適を提供してくれますが、ほとんどの三亜でのPADIショップが基準違反でありPADIの進めている体験ダイビングを行っていない。
たとえば、PADIの看板を出しているダイビングリゾートで行われた体験ダイビングの1例
中国レクチャー






①ダイビングリゾートの準備した書面に必要事項を記入=
 正しくは、PADI指定の記入書類に記入事項を全て記入(体験ダイビング終了証の裏ページ)
②5分程度のダイビングの説明を受けた=
 正しくは、フリップチャートもしくはDVDなどの視聴覚教材を用いて説明を受け説明を理解したことを証明する問題に全て答える。
③開放水域(海)の水面で簡単なスキルのレクチャーを受講。
 正しくは、プールもしくはプールに近い環境下でPADI体験ダイビングの達成条件に基づきスキルの練習を行いマスターする。その後で開放水域(海)でダイビングする。

この様に、PADIを信頼して参加した体験ダイバーの方には申し訳ないほどPADIシステムから離れた体験ダイビングを行っているのが現状です。

もちろんPADI基準に違反したダイビングは、万が一トラブルが起きたとき保険の適応外となります。